8月の思い出の色
おはようございます。
一般社団法人色彩心理カウンセリング協会愛知認定校代表
色彩心理インストラクター(CPCA)の鈴木裕子です。
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夏が終わり、9月を迎えました。
まだまだ暑さの残る日もありますが
朝夕の空気や、夕暮れの時間の中に
少しずつ季節の変化を感じる頃です。
夏休みが終わった。
蝉の声が少しずつ変わった。
夕暮れが早くなった。
そして、カレンダーは9月へ。
夏から秋へ、季節が静かに移り始めています。
そんな8月を振り返りながら、
ふと考えてみたいことがあります。
あなたにとって、8月は何色でしたか?
8月と聞いて思い浮かぶ色
「8月の色」と聞いて、
最初に思い浮かぶ色は何でしょう。
青い空
白い雲
太陽の黄色
海の青
ひまわりの黄色
あるいは、夕暮れのオレンジ
人によって、きっと違います。
そして、その色の違いには、
その人が過ごしてきた夏の記憶が関係していることがあります。
海で過ごした夏なら、青。
祖父母の家で過ごした夏なら、畳の緑や夕暮れの橙。
部活動に明け暮れた夏なら、照りつける太陽の黄色。
子どもの頃の夏休みなら、絵の具のような鮮やかな色。
同じ「8月」でも、そこに重なっている記憶は一人ひとり違います。
8月の色に正解はありません。
お盆を過ぎると、少しずつ変わった夏の色が変わります。
8月には、お盆がありますね。
お盆を境に、夏の時間が少しだけ違って感じられたことはないでしょうか。
お盆休みに家族が集まったり、お墓参りをしたり。
昔の写真を見たり、懐かしい人を思い出したり。
普段は意識していなかった記憶が、ふと戻ってくることもあります。
お盆は、過去と現在が静かにつながる時間。
そして、季節の上でも夏から秋へ向かっていく時期です。
暦の上では、すでに秋。
けれど、現実にはまだ暑い。
そんな「夏なのに、秋へ向かっている」という感覚が
8月という月の独特なところなのかもしれません。
そして今、8月を終えてみると
その感覚が少しはっきりしてきたようにも感じます。
【8月の終わりに似合う「紫」】
8月の終わりを色で表すなら、
私は紫を思い浮かべます。
真夏の空のような明るい青でもなく
太陽のような鮮やかな黄色でもない。
夕暮れの空に少しずつ深さが加わっていくような紫。
紫には、静けさや落ち着き、
少し内側へ意識を向けるような印象があります。
そして、お盆の時期に感じる
「懐かしさ」や「思い出す時間」とも
どこか相性がいい色です。
もちろん、「紫色には記憶を呼び起こす力がある」
という意味ではありません。
色の感じ方は人それぞれです。
けれど、私は自分の経験を色と結びつけて記憶していることがあります。
紫色を見て「昔の夏を思い出す」ということもあるのです。
色は、記憶の入り口になる。
記憶は、言葉だけで残っているわけではありません。
音、香り、温度、光、風景、そして「色」
昔の夏の夕暮れを思い出すとき。
その記憶の中に、空の色が残っていることがあります。
オレンジ色だったかもしれない。
青紫だったかもしれない。
薄いピンクだったかもしれない。
あるいは、夕暮れになる前の、
少しくすんだ青だったかもしれません。
色そのものが記憶を呼び起こすというより
色が、記憶につながる「入口」になることがあるということです。
これは、色彩心理を考えるうえでも、とても大切な視点です。
夏から秋へ、色が続いていきます。
季節は、ある日突然変わるものではありません。
8月の終わりには、まだ夏の色が残っています。
そこに少しずつ、秋の色が重なっていきます。
青い空の中に、少し深い青。
夕暮れのオレンジに、赤や紫。
緑の葉に、少しずつ黄色や茶色。
夏から秋へ、色が続いていきます。
8月の終わりは「夏が終わる日」というより
夏の色の中に、秋の色が混ざり始めた時期なのかもしれません。
そして今、8月を振り返ってみると
その色の変化と一緒に
自分の心も少しずつ変わっていることに気づくかもしれません。
あなたにとって、8月の思い出の色は何色でしたか?
ここで、少し立ち止まって考えてみてください。
青ですか?
黄色ですか?
緑ですか?
オレンジですか?
それとも、紫でしょうか。
その色には、どんな思い出がありますか?
海でしょうか。
家族との時間でしょうか。
子どもの頃の夏休みでしょうか。
大切な人との思い出でしょうか。
あるいは、今年、2026年の夏に過ごした時間でしょうか。
色を一つ選ぶだけで
忘れていた情景が浮かんでくることがあります。
思い出は、色の中に残っている。
毎年同じ夏を過ごすわけではありません。
子どもの頃の8月。
学生時代の8月。
家族と過ごした8月。
仕事に追われていた8月。
誰かとの別れがあった8月。
新しい出会いがあった8月。
それぞれの8月に、それぞれの色があります。
「8月の色」は、季節の色だけではありません。
自分が過ごしてきた時間の色でもあるのです。
8月が終わった今、一色だけ選んでみる。
そして、その色にまつわる記憶を少し思い出してみる。
それだけでも、過ぎていった夏という季節を
自分の心の中でもう一度味わうことができるかもしれません。
8月を振り返って、自分の色を見つける。
季節は、夏から秋へ進んでいきます。
空の色も、光の色も、少しずつ変わっていきます。
けれど、夏の記憶まで消えてしまうわけではありません。
8月に見た青
夕暮れの紫
ひまわりの黄色
海の色
大切な人と見た景色。
それらは、自分の中に残っていきます。
夏から秋へ、色が続いていきます。
そして、その色の中には、私たちが過ごしてきた時間も続いているのです。
8月が終わった今。あなたの心に残っているのは、何色でしょうか?
今年の8月を、あなた自身の「思い出の色」として、そっと心に残してみませんか。
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